ビニール肌の治し方はホットタオルの利用、洗顔方法の見直し、洗顔後のスキンケア
肌がツルツルして艶っぽいと、女性にとって嬉しいことのように思えます。ただ、よく見ると、ケアのし過ぎによる角質の剥がれが生じており、キメの荒い肌になっています。このような肌を「ビニール肌」と言います。
ビニール肌の原因
ビニール肌の原因は主に、以下のことが挙げられます。
・皮脂や角栓のケアのし過ぎ
・あぶら取り紙の使い過ぎ
・ピーリングジェルの使い過ぎ
ビニール肌を招く原因は、無理に汚れを取ろうとする行為が影響しています。
ビニール肌の改善方法
ビニール肌は以下のことを心がけると改善していきます。
1)ホットタオルの利用
肌を刺激せずにメイクや汚れを落とすには、以下のようにホットタオルを使うことが有効です。
1.フェイスタオルを水に濡らして絞ります。
2.レンジで30秒ほど加熱しておしぼりを作ります。
3.顔にかぶせて1分ほどパックします。
1分ほどホットタオルでパックし、毛穴を開かせてから洗顔します。
2)洗顔方法の見直し
洗顔は以下のように行います。
1.洗顔料を泡立てて優しく顔に載せます。
2.泡を使ってTゾーンやUゾーンをサッと洗います。
3.ぬるま湯で流します。
4.柔らかいタオルで撫でるように水分を取ります。
洗顔料は必ず、低刺激のものを使用すます。また、泡を作る時は洗顔ネットや泡立て器を使い、ホイップクリームのような泡をを作ります。また、手の平を下に向けた時に、床に落ちないくらいのしっかりした泡が最適です。
3)洗顔後のスキンケア
洗顔後の肌は角質などが剥がれていることから、水分が蒸発しやすくなっています。速やかに、化粧水や乳液で肌をケアするようにします。
ちなみに、初期のビニール肌なら上記の方法で改善できますが、肌がヒリヒリするような荒れた状態の場合は、早めに皮膚科医に受診した方が賢明です。
ビニール肌の予防
ビニール肌にならないようにすることが最善の策でもあります。以下のことに注意します。
1)角質を剥がすピーリングは週1回程度に抑えておきます。
2)手ぬぐい洗顔を推奨しているメーカーがありますが、ビニール肌の症状が出ている場合は、手ぬぐい洗顔はおススメできません。肌の細胞が表に出ている状態のビニール肌に手ぬぐいの摩擦を加えると、その刺激によって肌荒れを引き起こしかねません。
まとめ
ビニール肌は過度な洗顔など、間違ったケアが原因になっています。なお、人の肌はターンオーバーによって新しい肌に生まれ変わります。正しい食生活で栄養を摂っていると、自然に改善するものです。過剰なケアを止め、自然のままにしておくことも肌にとって大切です。